猫が30歳まで生きる日
- 著者:宮崎 徹
- 発売日:2021-8-4
猫が30歳まで生きる日をおすすめする3つの理由
- 新しい概念の薬の発見に感動!
- 医療における今後の未来がすごく明るく思える!
- 猫好きにとってはめちゃめちゃ朗報!
レビュー動画
猫が30歳まで生きる日の内容と感想
これ猫だけの話じゃありません!
すべての人が飲むようになるかもしれない「新しい薬」の話です!
なんの薬かというと「腎臓病」、ただこの薬事態は腎臓病に限らず
あらゆる病気の予防として使える可能性があるっていうほど期待できる薬なんです。
本書は、著書である宮崎先生の半生とともに「AIM」呼ばれるタンパク質の発見とその活用方法について紹介されています。
この「AIM」がめちゃめちゃ大発見で、がん、腎臓病、肥満、自己免疫疾患とかこれまで治らない、治りづらいとされきた病気を治せる可能性があるっていうものなんですね!
特に、腎臓病。これは一旦なってしまったら、よくなることは稀で、最終的には人工透析をし続けなければならない病気と言われてます。この人工透析は「週3回、1回4時間程度が標準」と言われており、非常に負担の大きい病気なんですね。
それの救世主となってきたのが「A・I・M」という物質なんですよ。
実はこれはもともと体内に存在するタンパク質で、AIMは体内をゴミを掃除する役割に大きく関わっていたことがわかったんですね!
簡単にいうと、AIMがあることで、我々の体はきれいに保たれているっていうことなんですよ。
で、このAIMが体内にゴミが溜まってきて体が徐々に悪くなってくるとっていう話なんです。
そして腎臓の話しになるんですけど、腎臓はもともと体内の毒を浄化する臓器なんですが、
腎臓って汚れやすいんですよね。なので、AIMや掃除する細胞ががんばってゴミをきれいにしているんですよ。
ただ、AIMがうまく働かないと、腎臓がゴミで汚れてきて浄化機能が低下し、最終的には腎臓病になってしますことがわかったんですね!
さぁここで、猫さんの登場です!
なんと猫はAIMが働きにくいっていう動物で、猫の死因のほとんどは腎臓病なんですって。
で、試験的にAIMを投入したら猫は元気になることがわかったんですね!
ここで、AIMが本当に腎臓病に効果があるっていうのがわかるんですよ!
人でも試したいければ、現時点ではまだ難しくて、猫に集中して開発しているそうなんですが、
将来的には人がAIMを飲んだり、AIM食品がでてきたりする未来も近いかなって感じる本でした。
ちなみに、ドリアンがいいみたいです(笑)
また、宮崎先生のこれまでの研究生活やAIMを薬にするまでの苦労も書かれていて、先生をめっちゃ応援したくなる一冊です!
ぜひ読んでみてください!
他の人のレビュー
- HONZ(仲野さん):https://honz.jp/articles/-/46098
- HONZ(内藤さん):https://honz.jp/articles/-/46094
- 著者インタビュー1:https://book.asahi.com/article/14456155
- 著者インタビュー2:https://www.nippon.com/ja/japan-topics/e00190/